【新唐人2014年7月19日】浙江省温州市では、当局が教会と十字架を強制撤去しようとしたため、多くのキリスト教徒が24時間体制で教会を守る動きに出ています。地元では大規模な抗議活動が禁じられていますが、賛美歌の合唱やシュプレヒコールなどによる抗議活動は激しさを増す一方です。
評論家の郭宝勝さんは、温州市のキリスト教徒が強制撤去に反対している情報をツイッターに載せました。世界から声援を受けたいと、キリスト教徒数万人が抗議用のシャツを着て、街頭に繰り出しました。
温州市のキリスト教徒 文さん
「強制撤去をやめる通知はまだありません。この数日、市街地での抗議、教会での集会、賛美歌の合唱など抗議活動が活発です」
温州市のキリスト教徒によると、6月末に、温州市平陽県政府のビルの前で座り込んで抗議する予定でしたが、多くのキリスト教徒の指導者が警告を受けたため、取りやめました。目下、大規模な抗議活動は許されていません。
温州市のキリスト教徒 荘さん
「緊迫した情勢です。我々は教会に立てこもり、十字架を守って、1か月になります。24時間 教会にとどまっています。民工の部隊は教会内に大勢いるのを見ると、去っていきます。群衆との衝突は怖いのです」
あるキリスト教徒はこんな書き込みをしました。「よく知られるように、三自愛国教会は、共産党の体制内の教会で、これまで政府に守られ、支持を受けてきた。しかし今回、温州市政府は、三自愛国教会の子供のような存在に手を下した。これはもはや体制内や体制外の問題ではなく、共産党とキリスト教のイデオロギーの矛盾が問題である」。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/16/a1123291.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)